■ 床でねむる
星が三角に光る夜だ
布団で寝つけなくて うろうろ
毛布にくるまって 歩きまわる朝3時
大きな窓辺の夜だけが
「抱きしめてあげる」と広がっていた
冷たくてあったかくて あなたみたいだなぁ
とろとろ溶けるみたいに 眠くなる
星が三角に落ちる夜だ
布団で寝つけなくて うろうろ
誰もいない世界が まぶたを閉じる朝6時
少し明るくなった夜が
優しい眠りにさそっていた
触れるのに寂しくて あなたといるみたいだなぁ
どうしようもない私は 床でねむる
もう おやすみなさい
涙なんてとうに忘れたよ
心なんてとうにからからどこに行った
冷たくてあったかくて あなたみたいだなぁ
とろとろ溶けるみたいに 眠くなる