■ HARUSAME
一年間で八つの季節を感じている
私が、さよならを言おう
生き様が 人の顔を造るというけれど
「私は一体 どんな顔をしている?」
今、君をみつめているから
紐解いて みて
ふたりで汗をかいた
シーツの上 もう戻れなくても
もっと巧妙な
意外と安易な
アダルトゲームの中
いくつかの 小さな秘密を隠して
この春、私は二十二歳になる。
まるでひとつも後悔などしていないという顔で、微笑うんだ。
きっと九つ目の季節を感じよう
いくつかの小さな約束を、して
乾いた河川敷 まぶしい陽の下
君とまた手を繋げるように