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■ sparkling shower
私は、誰の手を思い出した?
夕暮れの雨の中 空を船が走っていた
もう見慣れた風景
君のアパートの駐車場に入る
ドアノブに手をかける時私は、いつも君に会いたいわけじゃない。
私を出迎えたタイミングで君は、換気扇の下で決まって一本、煙草を吸う。
(その背中がとても好きだ)
私たちは違う人間だ
そう思える事が、君の 私の心に触れるひとつの絡繰だ
君のアパートの駐車場を出る
助手席に乗せた君の沈黙、左手でずっと君の手を捕まえておく。
雨は止んで溶けていった夜、私は甘いスパークリングワインみたいだなって思う。
想いは浮かんで、巡ることなく消えていく
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